2021年9月16日(木)
伊藤四段 初の決勝へ
将棋新人王戦 現役棋士最年少
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将棋の第52期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の準決勝、伊藤匠四段(18)対齊藤優希三段(25)戦が15日、東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれ、伊藤四段が105手で勝ち、初の決勝進出を決めました。決勝三番勝負は古賀悠聖四段(20)との対決です。
伊藤四段は現役棋士の中で最年少。新人王戦は3年連続3回目の出場です。今期は四段昇段・プロデビュー後初の出場で、2回戦で加藤桃子女流三段、3回戦で相川浩治三段を、準々決勝で古森悠太五段を破って準決勝に進出。3回目の出場で決勝の大舞台の切符を手に入れました。
今年度の成績は、本局まで17勝6敗・勝率7割3分9厘。勝数は全棋士ランキングで4位と、好調です。
古賀四段との決勝三番勝負は10月に開催予定です。
いとう・たくみ 2002年10月10日生まれ。東京出身。宮田利男八段門下。18年三段昇段、20年四段プロデビュー。