しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年8月13日(金)

菅首相への手紙

コロナ禍「国民の命を最優先に」

「あなたは本当に総理ですか」

全労連など呼びかけ

写真

(写真)「菅首相への手紙」の宣伝広告

 「菅首相への手紙」と題して、コロナ禍で医療・介護・保健所の拡充を求める声をあげる運動が広がっています。全労連などでつくる「いのちまもる緊急行動」が、(1)コロナ禍での経験(2)菅首相へのお願い―の2点を呼びかけているもので、「国民の命を最優先に」「国民の声を聞いてほしい」などと訴えています。

 医療・介護従事者からは「コロナ病棟でトイレも水分補給もなかなかできず、防護服を外す時間もない。あまりの忙しさ、感染と隣あわせなのに手当もない」、「病棟業務で疲弊し心身ともに限界。休職・退職するスタッフも増加」との声。

 「コロナ患者受け入れで混合病棟になり、末期患者も面会制限で家族に心苦しい。しわ寄せが患者に」、「普段から人員不足。平時から医療、介護職の処遇をきちんとしてほしい」と訴えています。

 「訪問看護でコロナをうつさないか不安。ワクチンを打ったが、在宅ヘルパーにはいまだに打てない人がたくさんいる」と述べ、「もっと現場を見てください。国民の声を聞いてください。私たちに寄り添ってください」と求めています。

 保育士は「子どもたちに感染させてしまったらと緊張の日々。最優先は国民の生命と安全です。専門家や国民の声を受け止めてほしい」。バンドマンは「一度もライブができない。音楽文化は確実に衰退している。満足に支援も補償もしないあなたは本当に総理大臣ですか」と書きました。

 2児の母は「五輪開催で人々の意識が変化し感染拡大したことは明らか。一生に一度しかない子どもたちの行事がつぶされている重みを理解していますか? あなたの決断・発言には国民に訴えかける思いが感じられません」と述べています。

 「首相への手紙」は、全労連のツイッターなどから定型フォームで入力できます。


pageup