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2021年8月11日(水)

助かります 学生食料支援 民青北海道委

五輪の弁当廃棄に怒り

 日本民主青年同盟北海道委員会は9日、今年3月以来2回目となる学生食料支援を札幌市東区で行いました。

 小雨が降る中、会場の会館には、道農民連がカンパした150キロ相当の米を小分けにした2キロと1キロの袋や、トマト、レトルト食品、生理用品が並べられました。地域に事前に配布された2000枚の案内ビラやSNSで知った学生が次々とやって来ました。

 1浪して進学した兵庫の男子学生(20)は「昨年はオンライン授業が続き、思ったような学校生活ができず、今も制限があって大変。お米がなかなか買えなかったので、すごく助かります」と満面の笑みを浮かべました。

 富山出身の男子学生(2年生)は「生活費のためにバイトを探して10社以上落ちました。今は生活ができているけど、厳しい状況は変わりません」と語って、袋いっぱいに詰めて持ち帰りました。

 前回も利用した女子学生(2年)は「帰りが遅くなって、気力がない時に外食したくても、店が閉まっているのでコンビニやスーパーの弁当に頼りがちです。生理用品や日用品に困っていたので、うれしい」と話します。

 食に関わる仕事に就きたいという男子学生(1年)は、五輪で13万食の大会スタッフらの弁当が廃棄された問題で、「まだ食べられる食品を捨てるなんておかしい。困っている人に分けるとか、方法があったのではないか」と憤りました。


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