2021年8月10日(火)
田上市長、禁止条約参加訴え
長崎市が平和式典
小池書記局長が献花
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長崎市主催の平和式典は、平和公園で行われ、被爆者、遺族をはじめ内外の政府・政党代表らがコロナ禍で参列者を限定して参列しました。日本共産党から小池晃書記局長、田村貴昭、本村伸子両衆院議員、堀江ひとみ県議らが参列し、小池氏が献花しました。
田上富久市長が「平和宣言」を行い、「ことし核兵器をめぐる新しい地平に立っています」と核兵器禁止条約発効の意義を強調。この条約を「世界の共通ルールに育て、核兵器のない世界を実現していくプロセスがこれから始まる」とのべ、日本政府に一日も早く署名・批准することを求めました。
核保有国と核の傘下国のリーダーに、「国を守るために核兵器は必要だとする『核抑止』の考え方のもとで世界はむしろ危険性を増している、という現実を直視すべきです」と訴えました。
被爆者代表として岡信子さんが「平和への誓い」を行い、16歳で陸軍病院日赤看護専門学校生として自身が被爆しながらも不眠不休で被爆者を救護した体験を語りました。
あいさつした菅義偉首相は禁止条約について一言も触れず、「核兵器のない世界の実現にむけた国際社会の努力を一歩ずつすすめていく」と従来の立場を表明しました。
76年前に原爆が投下された午前11時2分に黙とうしました。