2021年7月29日(木)
命・雇用守る政権を
全労連、評議員会開く
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全労連は28日、オンラインで評議員会を開き、コロナ危機から労働者・国民のいのちと雇用を守り、市民と野党の共闘で政権交代を実現する方針を打ち出しました。
あいさつした小畑雅子議長は、五輪開催中のコロナ感染急拡大について菅政権の失政だと批判し、「五輪強行に抗議し、検査とワクチン接種、補償を求める声を上げよう」と訴え。医療・介護・保健所拡充を求める「いのちまもる緊急行動」を広げて政治を転換させようと訴えました。
「総選挙で市民と野党の共闘を前進させ、労働者・国民の要求を実現する、憲法にもとづくまっとうな政治へ転換させよう」と強調し、「市民と野党の共闘をすすめ、政権交代への道を切り開こう」と呼びかけました。
コロナ禍でこそ賃上げの大きな流れをつくることが必要だとして、最低賃金の1500円・全国一律制を求めていくと強調。人事院のマイナス勧告を許さず、公務員賃金の改善で全労働者の賃上げ・賃金底上げを実現しようと述べました。
黒澤幸一事務局長は、賃下げや雇用破壊をはねかえし、政治を動かして要求を前進させてきたと報告。(1)医療・社会保障、公務・公共体制の拡充(2)年末一時金、最賃引き上げ(3)働くルール、非正規・ジェンダー差別是正(4)憲法が生きる公正な社会へ総選挙で転換―を掲げて、「今こそ労働組合の役割を発揮するときだ。労働者を励まし、たたかいを広げよう」と呼びかけました。
討論で「国民が必要とする医療・介護を提供するため、政治転換を求めていく」(日本医労連)「原発事故の汚染水海洋放出阻止へ、秋の総選挙では市民と野党の共闘で政権を代える」(福島県労連)と声を上げました。