2021年7月27日(火)
「二重の構え」が試される7月の党勢拡大――残された期間、党員・読者拡大での猛奮闘を訴えます
7月26日 総選挙闘争本部
猛暑とコロナ危機の中での奮闘に心から敬意を表します。
20日の幹部会・全国都道府県委員長会議は、「都議選の教訓がリアリズムで分析されて納得」「総選挙まで時間がある今こそチャンスだ」と受け止められ、4連休作戦をはじめ、宣伝や担い手づくり、党勢拡大に踏み出す意欲と行動が広がっています。
小池晃書記局長の幹部会報告とまとめ、志位和夫委員長の中間発言は、都議選のたたかいの確信と教訓を総選挙に全面的に生かし、勝利・躍進へと結実させる土台となるものであり、第2回中央委員会総会決定とあわせて、総選挙への全党決起をつくりだす何よりの力となります。1時間もかからずに視聴・読了することができ、手だてをとれば一気に徹底をはかることが可能です。
“全国会議の徹底が、全支部・全党員が立ちあがる総選挙にできるかどうかの帰趨(きすう)を決める”――この構えに立って、すべての支部・グループが7月中に支部会議を開いて討議し、得票目標・支持拡大目標に魂を入れ、総選挙勝利への「わが支部の作戦」を具体化しましょう。党機関が担当者を決め、困難を抱えた支部、職場支部などに親身な援助を行いましょう。
思い切って力を集中し、党勢の前進を
小池書記局長の「まとめ」が強調したように、全国会議の主題は「とりくみの加速」であり、全党徹底とともに、8月末までの「二つの目標」をやりぬく活動で実際に日々飛躍をつくることが求められます。
とりわけ、この7月の党勢拡大こそ、幹部会報告が提起した「二重の構え」――「いまの自力でも勝利するための活動」にとりくみつつ、「自力そのものをつける活動」に力を注ぐ方針が、実践で試されるということを強調しなければなりません。
幹部会報告の討議で、大量宣伝や「折り入って作戦」の提起が歓迎され、読者・後援会員への総訪問などの具体化が始まっていることは重要です。
同時に、解散・総選挙まで1カ月以上あるこの時期に、党の自力そのものをつくることに大きな力を注がなければなりません。支部、党組織のそれぞれの得票目標を本気で、責任をもってやりぬこうとするならば、党の自力そのものをつける課題をあいまいにせず、党員・読者の前回総選挙時回復・突破の目標にも本気になって挑戦し、この7月から実践で突破をはかっていく猛奮闘が不可欠です。
党勢拡大は、5月と比べて、入党働きかけや入党申し込みは5割台、日刊紙・日曜版の拡大は7割~8割となっており、大幅後退となりかねない現状にあります。
7月の残された期間、「二重の構え」のとりくみのなかでも特別の意識性と手だてが必要な党勢拡大に思い切って力を集中し、全県・全地区が前回時回復・突破にむけた前進の流れをきりひらこうではありませんか。
党と「赤旗」の役割に誇りと確信をもって
いま、実践に踏み出したところでは、全国会議で志位委員長が強調したように、7・8月が「党の命運を左右する死活的意義をもつ時期」であることが実感されています。
少なくないマスメディアが、“五輪一色”の報道を行う中で、「五輪より命」の立場を貫き、日本の理性と良識の旗を掲げる「しんぶん赤旗」の報道姿勢に、たくさんの激励の声が寄せられています。
新型コロナ危機を乗り越えてどんな社会をつくるのか、若い世代が自らの生き方を真剣に問い直して入党するなど、党と国民との関係の変化も明らかです。8月4日の党創立99周年記念講演会を節として、読者・後援会員などに『入党のよびかけ』パンフを大規模に届け、入党の働きかけを思い切って広げる時です。
7月の党勢前進へ党と「赤旗」の役割に誇りと確信をもって、全力をつくそうではありませんか。