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2021年7月21日(水)

文化人「五輪無謀」

4度目「宣言」受け声明

WeNeedCulture 「支援策 実態即していない」

持続化給付金の再支給など要求

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(写真)オンラインを通じて会見する、WeNeedCultureのメンバーら=19日、東京都世田谷区

 映画、音楽、演劇、美術に携わる人たちでつくる団体「WeNeedCulture」は19日、4度目の緊急事態宣言を受けて声明を発表しました。感染拡大を防止する宣言下での「オリンピック・パラリンピックの開催は無謀」と指摘。支援策も「実態に即していない」と述べ、見直しを求めています。

 メンバーは、オンライン上で会見。映画監督の諏訪敦彦さんは、子どもの修学旅行や発表会、音楽フェスなどは中止にする一方で五輪だけは開催するとなれば「分断が起きてしまう」と指摘。政治の側に市民と対話する姿勢がないと語り、「変わらないとは思いたくないので声をあげ続けたい」と述べました。

 東京・下北沢のライブハウス「LIVE HAUS」店長のスガナミユウさんは、緊急事態宣言が繰り返される下で中止や延期を自主的に繰り返していると訴え。「これは政治の責任です。要請に伴う補償がなければ、さらなる分断を生んでしまう」と語りました。

 声明では、持続化給付金の再支給▽文化芸術関係団体、フリーランスの個人への使途を問わない特別給付金の支給▽根拠のない休業要請、時短営業や客席減への要請・協力依頼を回避する▽施策の実施にあたって行政は説明責任を果たすことを求めています。


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