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2021年7月17日(土)

国に上告断念求めて

「黒い雨」原告ら各党に要請

田村・倉林氏応対

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(写真)黒い雨訴訟原告団の高野団長(中央)、(左へ)牧野、竹森の各氏から申入書を受け取る、倉林(右端)、田村の両氏=16日、参院議員会館

 広島への原爆投下直後に降った「黒い雨」を浴びて健康被害を受けた原告84人を被爆者と認めた広島高裁判決を受けて16日、原告らは、参院議員会館で野党各党に「国に上告断念を求めるよう」要請しました。要請したのは、「黒い雨」訴訟原告団の高野正明団長、弁護団の竹森雅泰事務局長、原爆「黒い雨」訴訟を支援する会の牧野一見共同代表の3人です。

 高齢化した原告ら全員に、速やかに被爆者健康手帳を交付することを要請。「黒い雨」被爆者に対するこれまでの援護行政のあり方を基本的に見直し、審査基準を改定するなど、全ての「黒い雨」被爆者を速やかに救済することを求めました。

 日本共産党は田村智子政策委員長と倉林明子参院議員が応対し、「黒い雨」のたたかいに敬意を表しました。「党としても国の上告断念を求めていく」と約束しました。


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