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2021年7月13日(火)

五輪合宿関係者 感染

浜松5人 横浜2人 立川1人

 東京五輪・パラリンピックで海外選手団の来日が本格化しています。そんな中、選手団を受け入れる事前合宿地の関係者が新型コロナウイルスに感染している事例が相次いで出ています。(五輪問題取材班)


 内閣官房は12日、ブラジル選手団を受け入れる浜松市の宿泊施設スタッフ5人が新型コロナに感染していることが判明したと公表しました。

 浜松市によると11日から受け入れにかかわる業務につく予定だったスタッフ30人を、9日に検査しました。その結果、5人の陽性が確認されました。濃厚接触者は合わせて6人です。市保健所はクラスター(感染者集団)かどうか調査中といいます。これらのスタッフと選手団との接触はなかったとしています。

 アメリカ大陸のパンナムスポーツを受け入れる東京都立川市は12日、選手が泊まるホテルのスタッフ1人が感染したと明らかにしました。

 横浜市も同日、ボツワナ共和国の選手団の生活をサポートする日本側のスタッフ1人の陽性が確認されたことを明らかにしました。このスタッフは、配膳サポートに従事していました。

 横浜市は9日にも、英国選手団の事前合宿を受け入れるスタッフ1人が、新型コロナ陽性と確認されたと公表しています。

 内閣官房が選手団を受け入れる自治体向けに作成した手引では、選手らの用務先で活動するスタッフは定期的に検査をするとなっています。ただ市中に感染が広がっている状況では、スタッフの感染や、感染したスタッフと選手との接触を完全に防ぐのは難しい状況です。


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