2021年6月13日(日)
「ワクチン接種に専念を」
愛知県医労連が緊急行動
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愛知県医労連は12日、国民の命を最優先に守ることを求めて「五輪やってる場合じゃない」緊急アクションを行いました。名古屋市内で「看護師の五輪派遣は困ります」「看護師守ろう」の横断幕を掲げたスタンディングデモを実施。ネット上では「#五輪よりワクチン接種に専念を」とハッシュタグをつけて発信するツイッターデモに取り組みました。
市内のデモでマイクを握った矢野彩子書記次長は、「もともと人手不足だった現場ではコロナ対応による過重労働で退職者が増え、さらに人が足りていない状況だ。五輪開催で感染者が増えると医療従事者への負担がますます増えてしまう」として、五輪開催を強行する菅政権を批判。「『五輪よりもワクチン接種に専念させてほしい』『コロナ対応に専念させてほしい』。これが、現場の声だ」と述べ、看護師の大幅増員と、安心して働き続けられる労働条件の確立を求めました。
宣伝を聞いていた豊橋市の保育教諭(49)は、「医師や看護師が足りず、医療が逼迫(ひっぱく)している状況は明らかです。そんな中で五輪をやることには絶対反対。国は現場の声をもっと聴いてほしい。ワクチン接種に関する適切な情報を伝えてほしい」と話しました。