2021年5月19日(水)
入管法改定案廃案へ
私たちの声で政治動いた
国会前
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「みんなの勝利だ」「声をあげたことで政治が動いた」―。入管法改定案反対の座り込みが行われた衆院第2議員会館前に廃案の知らせが入ると、集まった人から喜びの声と涙があふれました。
移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事の鳥井一平さんは、「市民と野党が力をあわせて行動した成果です」と強調。名古屋入管で亡くなったウィシュマさんの真相究明をはじめ、「誰一人取り残されない社会を実現するため声をあげ続けないといけない。今日を新たなスタートにしよう」と訴えました。
入管問題に長年携わる弁護士の児玉晃一さんも涙で目を真っ赤にして、「今日はみんなで喜んで、今度は入管制度を良い方向へと変えていきたい。そのために頑張りましょう」と語りました。
都内に住む40代の会社員の男性は「本当に止められるとは思っていなかった」と喜び、「私たちの声で政治が動いた。民主主義を実感しました」と述べました。
野党の国会議員が参加し、日本共産党から藤野保史衆院議員と山添拓参院議員がスピーチ。藤野氏は「みなさんの行動が国会に届き政治を動かしました。本当の意味で入管制度を改善させるために、これからもご一緒に頑張りましょう」と述べました。