しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年5月12日(水)

「赤木ファイル」国会に示せ

清水氏が追及 野党合同ヒアリング

 学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題を再検証する日本共産党や立憲民主党などの野党チームは11日、国会内でヒアリングを行い、近畿財務局職員で自殺した赤木俊夫さんが改ざんの過程をまとめた文書などを含む「赤木ファイル」を今国会に提出するよう財務省に求めました。

 同省は赤木さんの妻が国などに損害賠償を求めた訴訟で、6月23日に開かれる大阪地裁での口頭弁論期日に文書を提出すべく準備中だと説明。麻生太郎副総理兼財務相が10日の衆院予算委員会で、同ファイルの把握は「かなり前」と答弁しています。

 ヒアリングで日本共産党の清水忠史衆院議員は、国会で繰り返し「赤木ファイル」の提出を求めてきたものの存否を明らかにしてこなかったと指摘。「裁判所からの命令があって初めて、今年2月以降に文書を特定する作業をしたということか」と追及しました。財務省の担当者は、裁判所からの指示要請も受けてのものだと回答。清水氏は、「存否を含めて明らかにしない」というこれまでの対応を批判しました。

 清水氏は、「今国会会期末まで1カ月ある」として「国会開会中に提出するべきだ」とただしました。財務省の担当者は「公判期日前の提出は裁判に影響が及ぶので差し支えがある。23日以前に提出するのは難しい」と述べました。


pageup