2021年5月10日(月)
耐越水堤防の整備を
流域治水関連法 武田氏が要求
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流域治水関連法が4月28日の参院本会議で採決され、全会一致で可決・成立しました。日本共産党の武田良介議員は27日の参院国土交通委員会で、2019年の台風19号で長野県千曲川の堤防決壊が被害を甚大にしたことから、越水しても破堤しにくくねばり強い河川堤防(耐越水堤防)を積極的に整備するよう求めました。
赤羽一嘉国交相は「越水しても堤防が決壊しにくい構造に強化していくというのは自然なことだ」と答弁しました。
武田氏は、浸水被害が頻発する危険な土地(浸水被害防止区域)での既存住宅の建て替えや土地のかさ上げなどへの補助制度の有無について質問。国交省の井上智夫水管理・国土保全局長は「現時点では支援策はないが、その区域に住み続けたいとの意向から建て替えへの支援の要望があった場合には検討する」と答えました。