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2021年5月7日(金)

核禁条約参加の日本へ

2021国民平和大行進スタート

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(写真)核兵器のない世界を求めて、車を連ねてスタートする2021年原水爆禁止国民平和大行進=6日、東京都江東区

 核兵器禁止条約が発効して初めての2021年原水爆禁止国民平和大行進(東京―広島コース)が6日スタートしました。日本政府に禁止条約参加を求め、8月6日、9日の原水爆禁止世界大会に向けて、全国を歩き世論を広げます。東京からの出発はコロナ緊急事態宣言を受けて「歩く」行進を中止し、宣伝カーと車を連ねての行進を実施しました。

 オンラインで開かれたスタート集会は、東京・江東区の夢の島公園にある第五福竜丸展示館とつないで、国民平和行進の歴史を振り返りながら行われました。

 原水爆禁止世界大会運営委員会の高草木博共同代表はスタート集会の開会あいさつで、「核兵器禁止は夢でも理想でもなく世界に広がる現実だ。唯一の被爆国日本を禁止条約参加へと変えることが重要だ」と訴えました。

 連帯あいさつで、第五福竜丸平和協会の安田和也事務局長は、3月に亡くなった第五福竜丸の元船員・大石又七さんの思いを子どもたちに伝えていく決意を語りました。

 日本原水爆被害者団体協議会の和田征子(まさこ)事務局次長は「一歩一歩の平和運動の歩みが核兵器の3度目の使用を阻止し、地球と人類を破滅から守ってきた」と指摘し、日本政府に条約参加を求める声を広げようと呼びかけました。

 東京の被爆者団体・東友会の家島昌志代表理事は、被爆70年を過ぎて甲状腺がんを患ったと語り、コロナ禍でも核兵器廃絶を訴えようと語りました。

 5日に北海道の礼文島を出発した平和行進の様子や、各団体のメッセージ、ビデオメッセージ、取り組みが紹介されました。


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