2021年5月4日(火)
今こそ日本国憲法の出番
NHK番組 田村政策委員長が主張
NHKで3日に放送された憲法記念日特集の番組で、各党代表が新型コロナウイルスと憲法のテーマで見解を述べました。日本共産党の田村智子政策委員長は、「まさにいま日本国憲法の出番だ」と主張しました。
田村氏は、「昨年の緊急事態宣言のさいには補償もないのに国民のみなさんは休業や営業時間短縮などの協力を行ってきた」と指摘。保健所の体制ひっ迫や医療崩壊が起きている現状をあげ、「コロナの問題で問われているのは、憲法25条の生存権の保障などのために公衆衛生の増進などを、国が、はたしてやってきたのかだ」と語りました。
また、新しい感染症や気候変動など、国際的なリスクにどう立ち向かっていくかを考えれば、憲法9条の立場に立ち、武力による威嚇や覇権主義的な行動をいさめていくことこそ求められていると訴えました。
自民党の衛藤征士郎衆院議員は、「コロナ感染症対策に迅速に対応するための緊急事態条項が(憲法に)ない」などと述べ「衆参の憲法審査会で一刻も早く議論を進めていただきたい」などと主張。日本維新の会の馬場伸幸幹事長も衆参の憲法審査会での議論を進めることが重要だと訴えました。