2021年5月2日(日)
“姉の事実を知りたい”
入管死亡 スリランカ人遺族 来日
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名古屋出入国在留管理局で3月に死亡したスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族が1日、成田空港に到着しました。
来日したのは妹のワヨミ・ニサンサラさん(28)とポールニマさん(26)。母親はショックのため病気になり、来られなかったと言います。
滞在資格を失って入管に収容されたウィシュマさんはストレスなどで衰弱し、点滴や治療を求めていましたが十分な治療が行われませんでした。この間の報道や野党の追及で、外部の医師が治療の必要性を指摘していたことがわかっています。遺族は収容施設でウィシュマさんを撮影した映像を見せるよう求めています。
空港に到着したウィシュマさんの妹たちは支援に感謝しながら、「お姉さんの本当のことを教えてほしい。収容時の映像を見たいと思い、日本に来た」と話しました。遺族と支援者は17日ごろに名古屋で葬儀を行う予定。資金はインターネットなどで支援者から集めました。法相にも面会を求める予定です。