2021年4月26日(月)
民青が学生へ食料支援
生活の悩みも語り合う 京都
日本民主青年同盟京都北地区委員会と学生班は25日、困窮する学生に無料で食料を支援するフードバンクを京都市北区で実施しました。186人が参加し、生活相談のコーナーでは感染防止対策のビニールの間仕切り越しに学生らが交流し、学生生活の悩みを語り合いました。
学生からは「コロナでアルバイト代が月4万円以上減った。仕送りはないので、食費を月1万円以内に収めています」(3年・女性)、「奨学金で卒業時には借金が900万円。お金をどうするかばかり考えています」(院生・女性)、「本当に助かります。同じ学生が支援しているのがすごいですね」(2年・女性)などの声が寄せられました。
フードバンクをきっかけに学生のつながりも広がっています。「昨年のフードバンクで非常に助けられたので、今回は自分が支援する側になろうと思いました」と話すのは実態聞き取りボランティアとして参加した大学2年の男性。オンライン授業ばかりで入学当初は友人ができず、大学のことを誰にも相談できず履修にも失敗。昨年10月のフードバンクをきっかけに先輩や同級生とつながりができ、今は楽しい学生生活を送っていると言います。「困っている学生の話を聞くと、昨年の自分を思い出します。今後も誰かの助けになれるような活動を続けていきたい」と話しました。
「ご飯にふりかけだけ」 滋賀
日本民主青年同盟滋賀県委員会は25日、6回目となるコロナ禍の下での学生への食料などの無料配布「0円ホットいちば」を草津市で行いました。学生生活実態アンケートにも取り組みました。
ボランティア2人を含む学生69人が参加。近江米や旬の野菜、カップ麺、調味料、洗剤など、欲しい物を選んで持ち帰りました。女性スタッフが「困っていたら持って行ってください」と声をかけると、紙袋に入った生理用品を手に取る女子学生もいました。
奨学金とアルバイト収入だけで学生生活を送る1年の男子学生は「本当に助かります。1日200円の食費で、ご飯にふりかけだけの時もあります」と話しました。
新型コロナウイルスの影響で音楽イベントのアルバイト収入が減ったと言う3年の男子学生は「食費を削っています。特売のスーパーで買い物し、ご飯や粉もんで空腹を満たします」と明かしました。