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2021年4月26日(月)

「協力金遅すぎる」

緊急事態宣言初日 大阪の飲食店など怒り

休業要請なら補償を

 3度目の緊急事態宣言発令となった大阪府。期間がゴールデンウイークを挟むこともあり、書き入れ時の飲食店や遊興施設などからは、悲鳴と怒りの声が上がっています。


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(写真)人通りの無い飲み屋街=25日、大阪市天王寺区

 大阪市東成区で中華料理屋を営む男性は「休業要請をするなら補償をきっちりと店にしてからではないのか」と憤ります。「今の行政のやり方は、手順が逆だと思います。今申請している分の協力金にしても、対応が遅すぎます」と強調。協力金の支給が遅れていることもあり、銀行に融資をしてもらうこととなりました。「あくまで銀行に借りているため、返さなくてはいけないお金です。行政が支援してくれなければ、店の経営は苦しいままです」。度重なる時短営業によって、経営は逼迫(ひっぱく)しており「時短要請に従って、午後5時から7時までの営業を続けていますが、客がゼロの夜もあります。お酒の提供も中止しているため、本当につらい」と肩を落とします。

 大阪市西区で遊技施設を営む男性は「1000平方メートル以下の店でも営業時間の短縮要請があるため、客足はもちろん遠のいています。実際、知り合いの同業者の店は閉店しました」。ゴールデンウイークと緊急事態宣言の期間が被ることについて男性は「つらい」と一言。「補助金などが出ればいいんですが」と店の窮状を吐露しました。


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