2021年4月23日(金)
中学生から共産党に159通の手紙
核禁条約「同じ思い」「サポートしたい」
|
首都圏のある中学校の生徒から日本共産党に対し、核兵器禁止条約について共感・激励する159通の手紙が寄せられました。禁止条約について各党に思いや質問を送り、唯一返事を出した川田忠明・党平和運動局長に感想を寄せたものです。
共通するのは「核兵器はなくさなければいけない」という思いで、日本を含むすべての国が禁止条約に参加することを願うものでした。「中学生の声を聞いて」と題して禁止条約に関する手作りのパンフレットや「新聞」も送られてきました。
共産党の返信に「(核兵器は廃絶すべきだという)自分たちと同じことを思っていたことに驚いた」「政党はどうして何もしないんだろうと思っていたけど、勇気をもらえた」と反応。「(日本が条約に参加するように)共産党に頑張ってほしい」「共産党のみなさんを全力でサポートしたい」「よりよい未来をつくるためともに頑張っていきましょう」と激励の言葉が多数ありました。
「禁止条約に参加する政権をつくりたいと思ってくださるのはありがたい(中略)これからも日本をよろしくお願いします」と書いた生徒もいました。
「日本が条約に参加しないのはなぜか」との質問に川田氏は、アメリカの「核の傘」に頼る日本政府の姿勢を指摘。生徒から「核の傘に守られるよりも、核兵器禁止条約に入り、核兵器をなくした方が安心できる」「核の傘から抜け出すために国会でガンガン言っていくと言ってくれたのがうれしい」との声が寄せられました。
川田氏は返事で「1人ひとりの行動は小さくてもゼロではありません。たくさん集まれば大きな力になります」と強調。生徒たちは「小さいことから少しずつでも頑張っていきたい」「積極的に核廃絶の署名を行っていきたい」「核兵器がどれだけ恐ろしいかを伝える運動をしていきたい」と行動への意欲も多く語られました。
川田氏は「気候変動や人権・民主主義の問題など世界中で10代が立ち上がっています。日本も例外ではないことを実感し、感動しました。期待にしっかり応え、ともに行動していきたい」と話しています。