2021年4月19日(月)
笑顔の食料支援 きょうも各地で
岩手101人来場
岩手県で初となる学生食料支援が18日、岩手大学近くの盛岡市上田公民館で開かれました。労働組合や市民団体の有志と個人でつくる「学生食料支援プロジェクト実行委員会in岩手」(荻原武雄委員長)が主催し、学生や高校生もボランティアで参加しました。(関連記事)
ビラやポスターで食料支援を知った岩手大学の学生らが相次いで訪れ、米2キロ、レトルトカレー、袋ラーメン、ツナ缶、卵スープ、パスタなどが入った袋を受け取りました。カンパで寄せられた他の食品や日用品も手にし、「何個でも選んでいいの?」と笑顔で持ち帰りました。
準備した50セットの袋は開始20分で配り切り、実行委員会が買い出しに走って、袋を再セットする場面もありました。
1時間半で101人が来場。中国からの女子留学生は「バイトがなくなり、実家の仕送りも減った。米はありがたい」と話し、うどん(乾麺)の箱を抱えた3年生の男子学生は「現金の節約で、安い学食を使うようにしている」と語りました。
1年生の女子学生は「生理用品も自分で買うと結構高い。無料でもらえると助かる」と感謝し、友人に誘われた3年生の女子学生は「電動歯ブラシまであった」と驚きました。