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2021年3月19日(金)

春闘後半 さらに強化

全労連 前半の成果強調

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(写真)会見する(右から)黒澤事務局長、渡辺正道事務局次長=18日、東京都内

 全労連の黒澤幸一事務局長は18日、東京都内で会見し、春闘前半の成果と後半のたたかいの強化方向について発表しました。

 全労連・国民春闘共闘は、大手集中回答日より先行して回答を引き出し、ストライキなど統一行動を展開。NTTでゼロ回答を転換させて賃上げを実現するなど成果をあげています。黒澤事務局長は、「昨年水準を下回ってはならないというラインを示すことができた」と強調しました。

 首都圏青年ユニオンやさっぽろ青年ユニオンらが当事者を組織し、コロナ休業支援金、休校助成金の拡充で前進。重視していたジェンダー平等の課題で、森喜朗・東京五輪組織委会長を辞任に追い込むなど世論を盛り上げたと指摘しました。

 春闘後半戦では、「いのち署名」をすすめ医療・社会保障体制拡充▽賃上げ上積み追求▽全国一律最低賃金・時給1500円の実現▽職場の雇用を守り、地域の失業者の実態把握―などを掲げました。

 デジタル関連法案は、個人情報が侵害され監視社会を招く危険性があると批判し、反対を呼びかけ。総選挙に向けて、要求実現のため野党共闘を求める職場決議をあげるとしました。


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