2021年3月4日(木)
今こそ野党の結集が必要
“アベ・スガ政治許さない”3の日行動
|
「アベ政治を許さない」と書かれたポスターを参加者がかかげる定例の抗議行動が3日、国会正門前で行われ、暖かい日差しが降り注ぐ中、約110人が参加しました。
多くの参加者は「アベ政治を許さない」の上に赤字で「スガ」と書いたり、手作りのポスターを持参するなど、それぞれのやり方で抗議しました。
東京都荒川区から母親と一緒に初めて参加した40代の女性は、アパレル関係の正社員として働いていましたが、コロナの影響による会社の業績不振で仕事をなくしました。「子どももいるので生活が不安。政府は女性の活躍しやすい社会と言うけど、その土台すらできていない」と批判し、「目に見えない不安を抱えた人に、きめ細かい対応をしてほしい」と野党への期待を語りました。
参加者の男性(73)は「安倍前首相のときからどうしようもないと思っていたが、菅首相もひどさは変わらない」と嘆き、「民主主義がズタズタの今こそ、野党の結集が必要」と話しました。
行動の最後に著名人の発言があり、コメディアンの松元ヒロさんは「菅首相は国民には家族で何とかしろと言うが、自分の長男の面倒は見ない。菅を引きずり下ろすまで毎月3日は必ず来たい」と漫談風に話しました。
行動の呼びかけ人でもある作家の澤地久枝さんは「春は良いことがあればいいが、腹が立つことばかり。ここに来られない人は心の中で怒ってくれれば良い」と訴えました。