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2021年2月19日(金)

応急措置もままならず

福島県沖地震 新地町で共産党調査

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(写真)大堀町長(左端)から実態を聞く(右へ)宮本、大橋、井上の各氏=17日、福島県新地町役場

 福島県沖を震源とする震度6強の地震で多くの家屋被害が出た福島県新地町。日本共産党の宮本しづえ、大橋沙織両県議は17日、調査に入りました。井上和文町議が同行し、大堀武町長から実態と要望を聞きました。

 大堀町長は「東日本大震災では被災地とそれ以外の地域があったが、今回は家屋、家財を含めると全世帯で何らかの被害が出ているのが特徴だ」と指摘。町内の至る所で瓦が崩落し、ブルーシートを掛けた屋根が連続している地域がある一方で、瓦職人が足りなくてシートを掛けられない世帯もかなり残されていると指摘しました。

 「町財政だけでは復旧・支援の実施にも限りがある。激甚災害の指定と被害調査に取り組む人的支援がほしい」と要望を寄せた町長。県の独自支援制度も紹介した宮本県議らに、「情報をやりとりできてよかった」と感謝を述べました。

 宮本、大橋両氏は、壁や天井が壊れた役場庁舎や議場を視察した後、町内の被害状況を調査して回りました。

 玄関に危険判定の紙が貼られた家では、家財が散乱したうえに屋根瓦が崩落して雨漏りがひどく、家人は「見てもらってよかった。この現状を復旧対策に生かしてほしい」と訴えました。


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