2021年2月17日(水)
森差別発言繰り返さない社会に
再発防止策求め署名15万超
有志が提出
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東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言に抗議し、再発防止策などを求める署名を呼びかけた有志が16日、集まった15万人超の署名を同組織委員会へ提出しました。有志のメンバーは、「こうした差別発言が繰り返される社会は、私たちで最後にしたい」と訴えました。
署名は、20代前半の女性3人が発起人となり、20~30代の女性11人が呼びかけました。瞬く間に広がり、最終的に15万7425人が署名。音楽家の坂本龍一さんをはじめ各界の幅広い73人も賛同人になりました。
署名提出後に文部科学省で会見した発起人のひとり、能條桃子さん(22)=「NO YOUTH NO JAPAN」代表=は、森氏の発言への怒りと同時に社会全体の問題でもあると考えて署名を呼びかけたと指摘。「こうした発言がきちんと問題になる社会にするため、行動を続けます」と語りました。
呼びかけ人のひとり、櫻井彩乃さん(26)=「#男女共同参画ってなんですかプロジェクト」代表=は、「性別に関係なく、誰もが自分らしく生きられる機会にしていきたい」と話しました。
有志は、署名と一緒に具体的な再発防止策などを尋ねる公開質問状も組織委員会に提出。1週間以内の回答を求めています。