2021年2月9日(火)
学生も高齢者も困窮
食料支援に「ありがたい」
民青島根県委が出雲市で
日本民主青年同盟島根県委員会は7日、出雲市の島根大学医学部付属病院の近くにある島根民医連医系学生サポートセンターで、食料支援活動「ハッピーフードプロジェクト」に取り組みました。1月17日に松江市内で行った支援に続く2回目の活動。事前に近くのアパートや寮などに案内ビラ1900枚を配布しました。
2時間で60人の学生(留学生含む)が利用し、米や野菜、カップ麺、レトルト食品、日用品などを持ち帰りました。同大学医学部の男子学生がボランティアで参加しました。
SNSで知って来たという大学1年の男子学生(19)は「オンライン授業では知識が身についているのか不安。人に会えなさすぎてストレスを感じる」。友人からの口コミで来た大学2年の男子学生(21)は「対面で行う塾の講師は感染リスクを考えて中断した」と語り、収入が減り、生活費を削っていると訴えました。
会場で行ったアンケートには「病棟実習中なので、感染させてしまわないか、感染しないか心配」「就職活動が制限されて不安」などの声が書かれていました。
高知でくらしあったか村
くらしあったか村が7日、高知市の中央公園北口で開かれ、食料支援を行いました。県労連や新日本婦人の会県本部など16団体でつくる同実行委員会の主催。73人が訪れ、2件の法律相談と1件の生活相談が寄せられました。
会場には米や野菜、果物、レトルト食品などの他、日用品も並びました。
受け取った男性(65)は「年金が低すぎて生活に困っているので、ありがたい」と言い、60代の女性は「人の温かさを感じ、つながりもでき、うれしい」と語りました。男性(67)は「コロナの影響で警備の仕事が減り、収入が半分以下になり、困っている」、70代の自営業の女性は「不景気のところにコロナ禍が加わって、収入がダウンしました」と話しました。
募金を寄せた女性(66)は「菅内閣のコロナ対応は後手後手で逃げ腰だ」と批判しました。
スタッフは「みんなで手を取り合ってコロナ危機を乗り越えよう」と呼びかけました。