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2021年2月4日(木)

案里被告の議員辞職

自民党と菅首相の責任は重大

小池書記局長が会見

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(写真)記者の質問に答える小池晃書記局長=3日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内で記者会見し、大規模買収事件で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(広島選挙区)が議員辞職したことについて「議員辞職は当然だ」とするとともに、「“異常なテコ入れ”をして河井被告を国会議員に当選させた自民党と菅義偉首相の責任は極めて重大だ」と指摘しました。

 小池氏は、自民党が1億5000万円もの多額の選挙資金を河井被告陣営に投入してテコ入れを行ったことに言及し、「自民党の責任、とりわけ参院選で何度も河井氏の応援に入った菅首相と安倍晋三前首相の責任は重い」と強調しました。

 小池氏は、加藤勝信官房長官が同日の会見で河井被告の辞職について問われた際に「出処進退は自らが判断すべきもの」と述べたことについて触れ、「あまりにも無責任な発言だ。この一言だけで有権者が納得するはずがない」と批判。「自民党として異例の支援を行ったことを謝罪して真相を解明するべきだ」と主張しました。

 小池氏は「河井氏は買収事件について一度たりとも国民に対して説明しておらず、議員を辞めたからといって済む話ではない。国会での説明を求めていく」と述べ、河井被告を含む関係者の国会招致が必要だと主張しました。

 また、河井被告だけでなく、河井克行被告・元法相の買収疑惑、カジノ汚職で公判中の秋元司・元内閣府副大臣など「次から次へと出てくる疑惑に対して、自民党と菅政権は説明責任を全く果たしていない。こういう政治には国民の厳しい審判を下さなければならない」と述べました。


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