2021年1月25日(月)
困った時はお互いさま
大阪・食料生活物資支援
お寺も企業も町会長も
大阪市西淀川区で24日、食料・生活物資支援のフードバンク(実行委員会主催)が行われ、雨の中、150人以上の市民が来場しました。
「報道で餓死事件が多く起きていることを知り、ショックを受けました。これは生活困窮者のために立ち上がらなければ」(実行委員会の長瀬文雄代表)との思いで開催を決意しました。
子ども食堂や外国人支援センターなどと共催。地域のお寺や同区に本社を置く企業からも支援が寄せられ、自民党を支持する町会長からも「この取り組みには賛同する」との言葉がかけられました。
外国人留学生・労働者も多数来場しました。外国人支援センターで働くビセンテ・J・Bさんは「日本に来ているフィリピン人の中には、月3万円で就労している人、仕事の機会が減った人がいる。フードバンクがあると本当に助かります」と話しました。
長瀬さんは、菅政権が、市民に自助を押し付けることに憤慨しながらも「生活困窮者に伝えたいことは、『困っているときはお互いさま。頼ってもいいんだよ』という言葉です。みんなで支えあい地域のつながりをつくる恒常的な支援にしたい」と語りました。次回は2月27日(土)を予定しています。