2021年1月21日(木)
農業再生へ野党連合政権を
農民連が大会、志位氏あいさつ
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農民運動全国連合会(農民連)は20日、第24回定期大会をオンラインで開きました。組織的に大きく前進するなかでの大会。家族農業切り捨ての安倍・菅農政に終止符を打って農政を転換させるため、運動のさらなる前進と野党連合政権の実現へ力を尽くそうとの方針を決定しました。
笹渡義夫会長は開会あいさつで、新型コロナウイルス感染拡大による需要減少のもとで農産物価格の暴落に農民が苦しむなか、経営を守る対策を示せない菅政権を批判し、「農民の要求実現、農業再生へ向け、野党連合政権を実現し、地域を支える力を持った農民連づくりへ全力を挙げよう」と呼びかけました。
報告した吉川利明事務局長は、家族農業を中心とする農政への転換を掲げ、持続化給付金などで現場の声を突きつけ政府を動かすたたかいのなかで歴史的な前進を実現したと強調。安心・安全の食料や種子を守る運動など大きく広がった共同に触れ、持続可能な「アグロエコロジー」へ挑戦しようと訴え。「農政を変え、生産と地域を変える農民連の建設を」と呼びかけました。
日本共産党の志位和夫委員長、全労連の小畑雅子議長、新日本婦人の会の米山淳子会長がビデオであいさつ。志位氏は、農民連が「農民の苦悩あるところ農民連あり」の立場で前進したことは「歴史的成果です」と述べ、「力をあわせて、農林水産業にとっても希望ある新しい日本をつくりましょう」と訴えました。(志位委員長あいさつ)