2021年1月19日(火)
休廃業・解散 4.9万件
商工リサーチ 調査開始以降最多に
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民間信用調査会社の東京商工リサーチが18日発表した「休廃業・解散企業」動向調査によると、2020年に休廃業・解散した企業は、前年比14・6%増の4万9698件でした。これまで最多の18年(4万6724件)を抜き、2000年の調査開始以降の最多となりました。
東京商工リサーチは、「2020年はコロナ禍が全国に広がり、休廃業・解散の決断を促す契機になったようだ」としています。
産業別では、飲食や宿泊などのサービス業が1万5624件と最多で、全体の3割を占めました。次いで、建設業が8211件、小売業が6168件と続きました。
休廃業した企業の8割強で代表者の年齢が60代以上でした。高齢化や後継者不足に加え、コロナ禍が休廃業・解散の決断を早めた形です。