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2020年12月30日(水)

コロナ解雇 仕事ない ネットカフェ暮らし

年越し相談村

東京・新宿 悲痛な声

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(写真)生活困窮者を支援しようと開かれた年越し支援・コロナ被害相談村=29日、東京都新宿区

 「年越し支援・コロナ被害相談村」が29日、東京都新宿区立大久保公園で開かれ、コロナ禍で住まいを失った人の相談や、都が用意した緊急一時宿泊場所の利用支援などを行いました。

 日本労働弁護団など有志が実行委員会をつくり、全労連、連合、全労協の人がボランティアに参加。午後5時までに55人が相談に訪れました。

 6月にコロナによる業績悪化を理由に解雇された男性(38)は「ハローワークは求職者が多く仕事が見つからない。個人事業主の道を模索して借金が増えた」と言います。家の冷暖房が壊れて住めなくなり、緊急宿泊につながりました。「相談しても門前払いかと覚悟していたが、手厚く対応してもらった」と喜びました。

 建設会社で重機を動かしていた男性(42)は、労働基準監督署に相談し会社に休業手当を請求したことで退職に追い込まれ、寮も退去してネットカフェに寝泊まりしています。「週3日程度、日雇いで重機を動かしているが、月10万円ちょっとの収入。ネットカフェ代が6万円かかり、カツカツです。今の生活を抜け出したい」と語り、同じネットカフェに寝泊まりしていた女性2人にも相談村を紹介していました。

 相談村は30日、1月2日も午前10時~午後5時まで行われます。

相談村・都の宿泊事業激励

小池・山添・谷川氏ら

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(写真)年越し支援・コロナ被害相談村で相談を受ける(左から)小池、谷川の両氏=29日、東京都新宿区

 日本共産党の小池晃書記局長、山添拓参院議員、谷川智行衆院東京ブロック比例予定候補、大山とも子団長ら東京都議団は29日、コロナ禍で困っている人に一時的な宿泊場所を提供している都の事業「TOKYOチャレンジネット」窓口を訪問し、激励しました。

 窓口受け付け終了後、都の福祉保健局地域福祉課から畑中和夫課長が応対。この日、応援を頼んで通常よりも体制を増強してのぞみ、35人の相談者に対応したと紹介しました。

 小池氏は「政府や厚労省に対して、現場の努力に連携し対応すべきだと言っていきたい」とこたえました。

 小池氏らは、新宿区立大久保公園の「年越し支援・コロナ被害相談村」を激励し、相談活動にも参加。日本労働弁護団の棗(なつめ)一郎闘争本部長から状況を聞きました。棗氏は「生活と仕事を安定させるのが大変です。これから、もっとひどい状況が予想されます。今後も協力してください」と要請し、小池氏は協力を約束しました。


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