しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年12月25日(金)

安倍前首相喚問を ネット番組 野党連帯

小池書記局長が主張

 日本共産党の小池晃書記局長は23日、「桜を見る会」疑惑での安倍晋三前首相の説明責任をテーマとしたインターネット番組「チューズ・ライフ・プロジェクト」に出演し、真相解明のため安倍前首相の証人喚問が必要だと主張しました。

 ジャーナリストの津田大介氏が、虚偽答弁を少なくとも118回繰り返した安倍氏がどういう形で国民に説明責任を果たすべきかと問題提起しました。小池氏は「安倍氏が本当に真相を明らかにしたいと考えているなら、偽証罪に問われるような場で話すのが真実であると国民に示すことになる。(答弁の)数も中身も憲政史上ないようなウソをつき続けたわけだから、証人喚問に出てきてもらうしかない」と語り、野党が連携して臨む決意をのべました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は番組の事前収録で「野党が共産党も含めて粘り強く調査、追及したからここまで来た」と話し、安倍氏の公開の場での招致を実現したいと表明。同党の福山哲郎幹事長は、吉川貴盛元農水相が現金供与疑惑で議員辞職した件を挙げ、「小池さんが言われるように野党が結束してぶつからなければこじ開けられないのはその通り。コロナで国民が苦しむ中での異常事態だ」と発言しました。

 「国会パブリックビューイング」代表の上西充子法政大学教授は、安倍氏が説明する場について、議事録やインターネットの録画で見られる形で市民が共有できるようにしてほしいと注文。小池氏は「議事録や録画が残る公開の場にしなければならない」と応じ、「国会で平然とウソをつき、批判されると質問者を攻撃する。こういう安倍氏の態度は国民への問答無用の姿勢であり、議会制民主主義の危機だ。多くのみなさんに危機意識を持ってもらい、野党のたたかいに注目して応援してほしい」とインターネットを含めた世論の後押しを呼びかけました。


pageup