2020年12月23日(水)
安倍氏虚偽答弁118回
「桜」前夜祭問題 衆院調査局明らかに
「桜を見る会」の前夜祭の費用を安倍晋三前首相側が補填(ほてん)していた問題をめぐり、安倍氏が国会で事実と異なる答弁を少なくとも118回繰り返していたことが、衆院調査局の調査(21日発表)で明らかになりました。
調査は立憲民主党が同局に依頼し、結果を公表したものです。2019年11月~20年3月までの計33回の衆参本会議や委員会での答弁を対象としています。
内訳は、「事務所は関与していない」との趣旨の答弁が70回、「明細書はない」との趣旨が20回、「差額は補てんしていない」との趣旨が28回で、計118回に上りました。
「桜を見る会」前夜祭問題をめぐっては、東京地検特捜部が22日までに、政治資金規正法違反容疑などで告発された安倍氏本人から任意で事情聴取をしたと報じられています。
野党は、安倍氏のこれまでの答弁は虚偽であり、安倍氏本人が国会で説明する責任があるとして衆参予算委員会での証人喚問を求めています。