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2020年12月22日(火)

日医など9団体 緊急事態宣言

医療崩壊防ぐ感染対策要求

 日本医師会(日医)、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会、日本病院会などの医療関係9団体は21日、新型コロナウイルス感染拡大で疲弊する医療現場への支援などを政府に要請する「医療緊急事態宣言」を発表しました。

 宣言は、新規感染者数の増加に歯止めがかからない現状のままだと、コロナ患者だけでなく通常の医療も受けられなくなり必要な医療提供が立ち行かなくなると指摘。「医療崩壊を防ぐために最も重要なのは新たな感染者を増やさないこと」だとして、国や自治体に国民への啓発や医療支援など「適切な施策」を求め、国民に引き続き徹底した感染防止対策を呼びかけました。

 日医の中川俊男会長は記者会見で、感染の拡大で「日本が誇る医療制度が風前のともしびになっている」と警告しました。政府が従来の政策を変更することにちゅうちょする必要はないとして「勇気をもって早め早めの対策を打ち出してほしい。万全の感染対策こそ最強の経済対策だ」とのべました。


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