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2020年12月4日(金)

農水省は調査すべきだ

参院委 紙議員 吉川元農水相の現金受領疑惑

 日本共産党の紙智子議員は3日の参院農林水産委員会で、自民党の吉川貴盛元農水相が大手鶏卵生産会社の元幹部から現金を受け取っていた疑惑が報じられた問題をとりあげ、「裏金で政策がゆがめられた疑惑であり、大臣の責任で調査すべきだ」と求めました。

 疑惑は、吉川元農水相が鶏卵生産会社「アキタフーズ」元代表から複数回にわたり数百万円を受け取ったというもの。元代表は吉川元農水相に対し、快適な状況での家畜飼育をめざす「アニマルウェルフェア(AW)」の国際基準が日本の鶏卵業者の負担にならないように働きかけるなどしていたとされます。

 紙氏は、政策がゆがめられた疑惑であるとともに、今年7月には元農水相の西川公也内閣官房参与と農水省元幹部2人が同社に接待を受けたことも明るみに出ていると指摘。「農水省自身の癒着が疑われる問題だ。大臣の責任でしっかり調査すべきだ」と迫りました。

 野上浩太郎農水相は「捜査活動に関することでコメントは控える。農林水産行政について疑念が持たれることのないよう対応する」と述べただけ。紙氏は農水委員会としても検証するよう重ねて訴えました。

 立憲民主党の田名部匡代議員、国民民主党の舟山康江議員も農水省として調査するよう求めました。


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