2020年12月2日(水)
時短協力 十分な額を
清水氏「必要予算確保せよ」
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日本共産党の清水忠史議員は11月26日の衆院地方創生特別委員会で、新型コロナウイルス感染症対策で札幌市や大阪市で始まった飲食店等への営業時間の短縮要請などに対する協力金給付について、小規模事業者も安心して要請に応えられる支援にするためにも国による十分な予算措置を求めました。
政府は、各都道府県が実施する時短等要請に応えた飲食店への協力金について、1日2万円で、30日分を上限に8割を国が補填(ほてん)すると決めました。清水氏は、現在の国の予算500億円では約10・4万業者分しかないと述べ、札幌市や大阪市、東京都の支給店舗数だけで約8万件、愛知県や神奈川県、福岡県などが加われば10万件を超えると指摘。「予算を超えてから対応するのではなく、先に予備費で必要な予算額を確保すべきだ」と要求しました。
坂本哲志地方創生担当相は「2次補正で留保した500億円をまずは活用してもらいたい」として、直ちに不足しないとの認識を繰り返し示しました。
清水氏は、国が予算を絞ることで、自治体が不十分な支援額しか給付できず、対象エリアや短縮時間を狭めかねないと批判し、「国が全額負担するべきだ」と主張しました。