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2020年12月2日(水)

「持続化」終了するな

参院財金委 大門氏が厳しく批判

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(写真)質問する大門実紀史議員=1日、参院財金委

 日本共産党の大門実紀史議員は1日の参院財政金融委員会で、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の建議に、コロナで売り上げが激減した事業者を支援する持続化給付金の終了などを盛り込ませた財務省主計局の姿勢を「血も涙もない」と厳しく批判しました。

 建議は「中小企業は生産性が低い」などと指摘。「(コロナ関連の)支援策の長期化は(中小企業の)新陳代謝を著しく阻害する」「持続化給付金及び家賃支援給付金については、予定どおりに終了を」などと言いたい放題です。

 大門氏は財政審に財務省が提出した資料に同様の文言があることを示し、「わざわざコロナのときに、つぶれるところはつぶれろというのか」「政府もコロナだから支援をしている。コロナが長期化すれば政府の支援も長期化するのは当たり前だ」と強調しました。

 今回の建議には、中小企業の経営者からも「(首相ブレーンの)竹中平蔵氏やアトキンソン氏の考えにお金を削りたい財務省主計局が乗っかったタチの悪い作文だ」との批判があると指摘。日本が第3波に直面し、中小企業が苦境にさらされるときによくこんなものを出せたものだと批判しました。

 大門氏は、生産性だけで経済社会を測る考え方も間違っていると指摘した上で、コロナ禍に対して中小企業を支援するのが政治の役割だと主張。麻生太郎財務相は「異常事態には対応する」「できるだけの支援はさせてほしい」と述べました。


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