2020年12月1日(火)
原発汚染水 海に流すな
岩渕氏 漁業者の要望応じよ
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日本共産党の岩渕友議員は24日の参院経済産業委員会で、東京電力福島第1原子力発電所事故により発生し、設備処理後、敷地内タンクで保管している汚染水について、海洋放出を絶対に行わないよう迫りました。
福島県漁連は2015年8月、「タンクにて責任を持って厳重に保管管理を行い、漁業者、国民の理解を得られない海洋放出は絶対に行わないこと」という要望書を東電と国に提出しています。これに対し、東電は「プロセスや関係者の理解なしにはいかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたします」と回答しています。
岩渕氏はこのことを示し「この立場に今も変わりはないか」とただしました。東電の小早川智明社長は「今後国が示す基本的な方針に従い適切に対応していく」と述べるのみ。梶山弘志経済産業相は「理解を得られるよう努力し続けることが大切という考え方は一貫して変わらない」「理解を得るための活動をしっかりとしていく」と答えました。
岩渕氏は「漁業者のみなさんは海洋放出絶対反対と言っている。海洋放出は絶対にあってはならない」と強調しました。