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2020年11月27日(金)

政権奪取へ講演会・世話人総会開催

全国学者・研究者日本共産党後援会

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(写真)Zoomを使いオンラインで講演する山下芳生副委員長=15日、党本部

 全国学者・研究者日本共産党後援会は15日、オンラインで講演会と世話人総会を開き、55人が参加しました。萩原伸次郎事務局長のあいさつの後、日本共産党副委員長・山下芳生参院議員が講演しました。

 山下氏は、第3波のコロナ感染拡大が起こる今、「検査・保護・追跡」の抜本的強化が必要で、全国一律という姿勢でなく、地域ごとに飲食業、観光業などに支援が届く方法を考えるべきだと強調。「自己責任」を押し付ける新自由主義を終わらせて、コロナ後の新しい日本をつくる、共産党による「七つの提案」を紹介しました。

 野党間で「新自由主義からの転換」が共有されるなど、共産党を含むオール野党による政権交代実現に向けた条件が高まる情勢を伝え、「党の支部、後援会活動をバージョンアップして政権奪取の選挙にする勢いをつけていきましょう」と躍進を訴えました。

 土井洋彦党学術・文化委員会責任者は、菅内閣が日本学術会議への人事介入にくわえ、大学「改革」でも、ゆきづまった安倍政権を継承し、「研究力の低下」を激化させ、学問の自由を抑え込もうとしている動きを報告しました。

 経験交流では、「愛知学研サポートの会」での社会主義学習会や街頭宣伝活動、大阪学研会の「都構想」反対運動での奮闘などについて報告されました。また兵庫の大学教員からは、コロナ禍で学費値下げ運動に取り組む学生が増えていることなどが紹介されました。元日本学術会議会員の増田善信代表世話人は、戦前の反省を踏まえて政府からの独立性が保障された同会議の歴史を語りました。

 総会として日本共産党への支持や後援会会員の拡大をめざす「申し合わせ」を確認しました。

 閉会あいさつで、宮地正人代表世話人は、菅首相の学術会議への人事介入に言及。「神道は祭天の古俗」という論文が攻撃され、帝大教授を辞職に追い込まれた久米邦武氏の事件(1892年)を引き、「今回の問題で一番たたかっている共産党こそ大学と学問の自由を守り軍事研究に反対する歴史を持つ政党だと、目に見える形で広めたい」と呼びかけました。


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