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2020年11月27日(金)

漁業法施行延期せよ

田村貴昭氏 魚価暴落、事務過重に

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(写真)質問する田村貴昭議員=19日、衆院農水委

 日本共産党の田村貴昭議員は19日の衆院農林水産委員会の質問で、12月1日予定の改定漁業法施行について、コロナ禍で魚価が暴落する中、事務負担を増やすべきではないとして、延期するよう要求しました。

 コロナ禍により、全国の漁業者から悲鳴が上がっています。香川県のある漁協では、魚価が3割まで低下しています。

 田村氏は「コロナが拡大する中で、改定漁業法が施行され、TAC(漁獲可能量制度)対象魚種を拡大すれば、漁獲報告などの負担がさらに増える」と指摘。「感染拡大が収束するまで延期すべきだ」と要求しました。

 山口英彰水産庁長官は「ロードマップに沿って、順を追って進める」と応じませんでした。

 田村氏は「コロナ禍で漁協や漁業関係者への説明が見送られている。漁業者からも早すぎると要望が来ている。延期すべきだ」と改めて求めました。

 また田村氏は、傷んだクロマグロを洋上投棄したり、不漁で行き詰まったイカ釣り漁船を動員して集魚灯を点灯させ、魚を一網打尽にするなどの違法操業について、「昨年の委員会で私が質問してから、改善していない。対策を強化するべきだ」と要求しました。


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