2020年11月27日(金)
「桜」前夜祭疑惑 国会愚弄する虚偽答弁 安倍前首相の証人喚問を
拒むなら「菅問題」に発展
志位委員長
日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内での記者会見で、安倍晋三後援会主催の「桜を見る会」前夜祭への安倍氏側の費用補填(ほてん)をめぐる一連の報道によって「疑惑は新しい局面に入った」と強調し、「報道されている事態が事実なら、政治資金規正法、あるいは公職選挙法への違反になる」として、「安倍前首相には国会での証人喚問で真相を語ってもらうことがどうしても必要だ」と主張しました。
志位氏は、安倍前首相が前夜祭への安倍氏側による補填を否定するなど、国会で1年間も虚偽答弁を続けてきたのは、「国会を愚弄(ぐろう)し続けてきたという大問題だ」と指摘。一方、菅義偉首相が25日の衆参両院の予算委員会で「捜査中だ」などの理由を並べて安倍氏の証人喚問を拒否する姿勢を示したことに言及、「捜査中というのは何の理由にもならない。国会での虚偽答弁が問題になっているわけで、これをただせるのは国会しかない。国会への招致がどうしても必要だ」と重ねて主張しました。
その上で、「菅政権が(安倍氏の証人喚問を)拒むということになれば、『安倍問題』から『菅問題』に発展していくということも言っておきたい」と表明しました。