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2020年11月23日(月)

新自由主義転換し希望ある社会へ

民青全国大会始まる

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(写真)日本民主青年同盟第44回全国大会で報告する小山農委員長=22日、東京都内

 日本民主青年同盟(民青)の第44回全国大会が22日に始まりました。コロナ感染拡大のもと、今年は八つの地域ブロックごとに会場を設け、オンラインでつないで開催。各地で青年の命と暮らしを守ろうと活動してきた経験を交流し、青年に自己責任を押し付ける新自由主義を転換し、希望ある新しい社会をつくるために強く大きな民青をつくろうと意思統一します。

 報告に立った小山農(みのる)委員長は、コロナ危機のなかでこの間、「全国で1万人を超える青年の実態をつかみ、政府や自治体への要請などを行い、政治を動かしてきました」と指摘。33都道府県で実施し、1万人以上が利用した食料支援の取り組みは「オンライン授業が続く学生にとって、学生同士がつながれる場になっています」と語りました。

 その上で、コロナ危機を通じて多くの青年が社会のあり方に目を向け、社会の一員として自分はどうすればよいかを真剣に考えていると強調。「いまこそ青年と力を合わせ、新自由主義を転換して、希望ある新しい社会をつくる大きなたたかいを起こそう」と呼びかけました。

 小山氏は、コロナ危機に苦しむ青年・国民に自己責任を押し付け、日本学術会議への人事介入をはじめ憲法や法律を踏みにじる菅義偉政権をこれ以上続けさせるわけにはいかないと語り、「次の総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立するために力を合わせよう」とのべました。

 今大会期は、学生新歓の制限などさまざまな困難のなかでも「850人の同盟員を迎えてきました」と紹介。激動の情勢にふさわしい民青にするために、年間2000人の同盟員拡大などの目標を提起し、「同盟員現勢の前進に転じることに挑戦しよう」と語りました。

 日本共産党を代表して、田村智子副委員長・参院議員があいさつしました(関連記事)。共産党として、市民と野党で連合政権をつくろうと呼びかけ、野党間での合意をめざして奮闘しているとのべ、「日本共産党綱領と科学的社会主義を学ぶ民青のみなさんが強く大きくなることは、新しい政治をつくる上でも確かな力になります。ご一緒に頑張りましょう」と語りました。

 全国大会は29日に続開され、閉会します。


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