しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年11月18日(水)

中高年の感染増加

札幌・東京・大阪、都市で拡大

図

 新型コロナウイルス感染症の感染者が都市部を中心に再び増えています。国内で1日の新たな感染者数が1700人を超える日もあり、第3波の流行とみられています。北海道、東京都、大阪府ではとくに感染者が多く、中高年の感染も増加しています。

 北海道では15日まで4日間連続で200人以上の感染者がありました。札幌市を中心に道内各市で感染者が急増。16日には189人にとどまりましたが、東京都の180人を上回りました。

 北海道と札幌市は、道が独自に設ける札幌市の警戒の指標を「4」に引き上げ、対策を強化しました。今後、感染リスクを回避できない場合には、不要不急の外出、札幌市と各地の往来の自粛を要請するといいます。

 東京都では14日まで4日連続で300人を超えました。17日も298人となりました。

 大阪府では15日に新たな感染者が266人となり、6日連続で200人以上になりました。

 今回の流行は、第2波のピーク時と比較すると感染者の年齢構成に変化が見られます。

 7月28日から8月3日の北海道の感染者(陽性者)の年代別割合をみると1~20歳代が35・4%で、30~40歳代が10・2%、50~60歳代が11・4%、70~80歳代が3・8%、90歳以上が0でした。

 これが11月10日~16日には、1~20歳代の比率が減り、30~40歳が30・2%に増え、それ以上の各年代の感染者も増えています。

 若い世代だけでなく、各年代に均等に感染が広がり始める傾向は、東京と大阪でも出ています。


pageup