2020年11月17日(火)
出社時消毒・電話時もマスク・アクリル板…
コロナ 職場の注意点動画に
東京・港区の保健所
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東京都港区のみなと保健所は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、オフィス向けの研修動画を作製、区のホームページで公開しています。感染症対策の専門家が、職場のさまざまな場面での注意点を具体的に解説します。
例えば、出社時の手の消毒。消毒液をすぐに手全体にすりこむのではなく、消毒液を手のひらにためてもっとも汚れている指先を液につけ、その後に全体に広げるようアドバイスします。
ほかに、気をつけたいポイントは―。
☆電話への対応時、無意識にマスクを下にずらしてしまうことがあるが、しっかりつけたまま話す(写真)。
☆接客で、距離が近い場合はアクリル板を使う。フェイスシールドはマスクの代わりにならないので不要。
☆給湯室では、みんながよく触る電子レンジの取っ手やダイヤル、冷蔵庫の取っ手などをよく拭く。
☆休憩室ではマスクを外して食事をしたり話をしたりする機会があるのでとくに注意が必要。食事のときは一つずつ椅子をあけ、向かい合わせにならないように座る。
☆小さな机で会議をする場合、互いの距離が近くなるので前にアクリル板を置く。窓が開かない部屋は、サーキュレーターを使う方法も。その際、床ではなく空気が上から下へ流れるように台の上に置く。
☆トイレ後の手洗いはせっけんとペーパータオルを用意する。アルコール消毒液は不要。
☆エレベーターの人数制限は、みんながマスクをしている場合は必要ない。マスクがないとき会話はしない。
☆陽性者が出た場合、会社は感染した人の個人情報が不必要に広い人に伝わることがないようにする。職場に安心して戻れるように入院中や自宅での療養時に励ましの声かけをする。