2020年11月13日(金)
コロナに加え年金減額 生きていけない
年金者組合 署名提出
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全日本年金者組合(金子民夫中央執行委員長)は12日、コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求める請願署名の国会提出集会を参院議員会館で開きました。2万8805人分の署名を日本共産党の伊藤岳参院議員に手渡しました。
署名は、2021年度年金額改定で減額をせず、基礎年金の国の負担分3.3万円をすべての高齢者に保障するよう求めたものです。
あいさつした加藤益雄副中央執行委員長は「国は来年、物価と賃金のどちらか低い方の変動率に合わせて年金額を改定する新ルールを実施し、年金を減額しようとしている。大きく声をあげてやめさせよう」と訴えました。
伊藤議員は「コロナによる暮らしと営業の危機が深刻化するなか、菅首相は何ら新しい対策をとっていない。暮らしをさらに困難にする年金減額などは許されない。年金の充実へ力を合わせよう」と呼びかけました。
各地からの参加者は「『これ以上、年金を減らされたら生きていけない』という声が高齢者の間にあふれている。感染拡大を避けつつ、宣伝などを強めたい」(東京)、「駅前で署名を集めると『がんばって』と声をかけられる。国民の関心が高い問題だ。引き続き全力をあげたい」(千葉)などと発言しました。