2020年11月10日(火)
女性の権利、国際水準に
ジェンダー平等進める
NGO日本女性大会 行動目標を決議
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日本の女性全国組織34団体が加盟する国際婦人年連絡会は8日、「私たちは黙らない 女性の権利を国際水準に!」をテーマに2020NGO日本女性大会を東京都内で開催しました。大会は5年に1度開催しており、今大会では▽法律の改正で差別をなくす▽ジェンダー平等をすすめる教育、機構の強化▽「平等・開発・平和」への取り組みを国際水準にするなど行動目標を決議しました。
開会あいさつした大倉多美子世話人は、連絡会が平等・開発・平和を掲げ、結成45周年を迎えたと述べ、国連の世界女性会議・北京会議から25年、遅々として進まない日本のジェンダーギャップをどう改善させるかを学びあおうと語りました。
元国連女性差別撤廃委員会委員長で弁護士の林陽子氏が「世界はどう変わったか~北京会議から25年目を迎えて~」と題して基調講演。女性差別撤廃条約を批准しながら、日本のジェンダー・ギャップ指数が153カ国中121位(2020年)になっていることや各国の取り組みを紹介し、女性差別だけでなく、人種などあらゆる差別を包括的に考え行動する必要性について語りました。
「私たちは黙らない、共に希望ある社会へ」をテーマにしたパネルディスカッションでは、立教大学名誉教授の浅井春夫氏は日本の性教育の遅れについて報告。立憲民主党の打越さく良参院議員は、コロナ禍で特別給付金の受給権者が世帯主とされたことなどを指摘し、ラブピースクラブ代表の北原みのり氏は、性暴力根絶を求めるフラワーデモの取り組みなどについて報告しました。