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2020年10月28日(水)

「真理探究」への介入反対

学術会議任命拒否問題 生長の家が声明

 宗教法人の生長の家(谷口雅宣総裁、国内信者数41万人)は、25日付の「朝日」など各紙に、菅義偉首相が学術会議の新規会員6人の任命を拒否した問題で、声明「真理探究への政治の介入に反対する」を掲載しました。

 声明は、任命拒否について「為政者の判断によって、研究者間の合意を反故(ほご)にするような行為があってはならない」と批判しています。

 また、科学者が発見した真理が、宗教の教えと矛盾するという理由で、ゆがめられた「苦い歴史を人類は共有している」と指摘。そのうえで、「多くの悲惨な戦争から学んだはずの日本が、再び国権によって真理探究の動向を操作しようという誤った方向に進む」なら「反対せざるを得ない」と主張しました。宗教団体が反対する理由として「科学的真理の探究を操作しようとする政治が、宗教的真理の探究を尊重するなどということはあり得ない」と述べています。

 声明は、内閣総理大臣には「宗教や学問の営みを自分の好みの方向に操作する権限は与えられていません」と強調。「為政者」による「真理探究」への介入に反対の立場を表明しています。


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