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2020年10月25日(日)

核兵器禁止条約 日本の参加求める

長崎市民大行進

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(写真)田上市長(前列中央)を先頭に平和公園を出発する参加者ら=24日、長崎市

 核兵器禁止条約の批准国が49カ国に達し、発効まであと1カ国と迫る中、国連軍縮週間に呼応して毎年行われている「市民大行進」が24日、長崎市でありました。「世界平和祈念行事実行委員会」(実行委員長=田上富久市長)の主催。日本共産党を代表して中西あつのぶ市議が参加しました。

 新型コロナウイルス感染予防で規模を縮小する中、500人が行進。小学生も被爆者も平和祈念像前に集合し、爆心地公園まで歩きました。

 出発式で田上市長は「核兵器のないことが世界のルールとなるように、一日も早い核兵器禁止条約の発効を願いながら、みなさんとともに歩きたい」とあいさつしました。

 爆心地公園に到着後、原爆が投下された午前11時2分に全員で黙とう。平和のメッセージをつけた風船を、秋晴れの空にいっせいに飛ばしました。

 長崎市立淵(ふち)中学校の生徒たちが考えた「これからを生きる私たちは平和な未来をつくっていけるように取り組んでいきます」との「市民大行進宣言」を、同校3年の生徒が読み上げました。

 ともに歩いた被爆者の男性(78)は、禁止条約がまもなく発効するだろうことを喜び、「日本の参加を求めていく。それがこれからの私たちの仕事」と語りました。


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