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2020年10月24日(土)

農水省 コロナ・次期作交付金

当初の要件通り交付を

BS番組 小池書記局長が主張

 日本共産党の小池晃書記局長は22日夜放送のBS―TBS番組「報道1930」で、農林水産省が「高収益作物次期作支援交付金」の要件を突如変更し混乱が広がっている問題について、「当初の要件通り交付すべきだ」と主張しました。

 番組内では、同交付金の予算約242億円に対し1900億円とも言われる申請があったと紹介されました。野上浩太郎農水相が「見直さざるを得なくなった。関係者の皆さまにご面倒をおかけすることは大変遺憾」と謝罪した様子が放映されました。

 大分県で大葉を栽培する農家の男性が電話出演し「はしごを外されたような感じ。今の状況が2、3年続くと体力のないところは廃業せざるを得ないという危機感がある」と述べました。

 小池氏は、当初、農家からは今後農業を続けるための新しい支援策だと歓迎されたのに、申請を締め切った後で「減収補てん」に変えられたと指摘。「全責任は制度設計を誤った農水省にあるのに、『コロナの影響を受けていないのに交付金が支払われる』などと農家を悪者扱いするのは許されない。まるで詐欺だ」と述べ、要件通りの交付を求めました。


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