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2020年10月17日(土)

「2回目の特別給付金」詐欺メール

アクセスせず削除を

総務省かたり架空サイトに誘導

写真

(写真)総務省をかたって届いた偽メールの文面。架空サイトに誘導し個人情報を盗みだすフィッシング詐欺の可能性がある

 「二回目特別定額給付金の特設サイトを開設しました」―総務省をかたったこんな偽メールが15日から発信されています。開いてみると、架空の「特別定額給付金ポータルサイト」に誘導する表示が…。

 記者のアドレスに差出人名「総務省」の偽メールが届いたのは16日午前4時43分。迷惑メールを示す「スパム」が付されていましたが、件名があまりに具体的なのでつい開けてしまいたくなります。

 文面は「総務省に特別定額給付金実施本部を設置いたしました」と前置きして給付金の目的や事業費など虚偽の内容をもっともらしく書き連ね、末尾には総務省のロゴマーク入りです。

 一律10万円の特別定額給付金はほぼ全ての市区町村で申請受け付けが終了し、追加支給が決まった事実はありません。総務省は定額給付金について「政府からメールなどでお知らせをすることはありません」とホームページに掲載し、行政機関を名乗った類似のメールにも注意を呼びかけています。

 国民生活センター相談情報部の飯田周作さんは、不審なメールが届いた時の対処法として「個人情報を不正に盗もうとするフィッシング詐欺の可能性があるので、メールに記載されたリンクにアクセスせず、メールを削除してください。万が一リンクを開いてしまっても、名前や住所、クレジットカード番号などの個人情報を一切入力しないことです」と話しています。(古荘智子)


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