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2020年10月10日(土)

本気で女性候補増を

衆院選むけ運動グループ 署名を共産党に

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(写真)「女性議員を増やす署名」を受け取る小池(左から4人目)、倉林(その左)両氏ら=9日、国会内

 性差別に反対しパリテ(議会での男女同数)などを目指すグループ「パリテ・キャンペーン」と「Voice Up Japan」は9日、国会内で、各党に次期衆院選での女性候補者を増やすよう求める署名約2万2千人分を日本共産党の小池晃書記局長と倉林明子副委員長・ジェンダー平等委員会責任者に手渡しました。

 署名は、衆院の女性議員比率が9・9%にすぎないと指摘。各党が本気で女性議員を増やすために、▽次期衆院選での女性候補の数値目標を掲げること▽現職でない候補の半分以上を女性にすること▽比例名簿を男女同数にし、女男交互にすること▽選対本部に女性を加えること▽選挙運動でのハラスメント対策を講じること―などを要望しています。

 「正面から受け止めたい」と署名を受け取った小池氏は「女性の政策決定への参加が弱いことがジェンダー平等後進国の実態を生み出している」と述べ、党綱領にジェンダー平等を位置付けたと紹介。現時点で党の衆院比例予定候補のうち女性は54%だと説明し「議員として活躍する女性を増やす取り組みをしたい」と語りました。

 参加者からは「性的少数者や女性が働きやすい環境づくりを」「野党共闘の中でも女性候補が当選するような努力を」「選挙制度改革が必要」などの声が出されました。

 「共産党は他党と比べて女性議員の割合が高いのはなぜか」との質問に小池氏は「そもそも共産党は党員の男女比率が約半々で、分け隔てなく活動している。女性の地位向上を党是として戦前から掲げてきた積み重ねがある」と発言。「現状に安住せず、改革しなければならない」と語りました。


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